准看護師

【看護師の転職】長く働ける職場を見つけるには?

長く働ける職場を見つけたい看護師

看護師の仕事はやりがいがある反面、ハードな部分があり、転職も珍しくないと言われます。

せっかく転職をするのならば、次の職場では長く勤めたいですよね。


長く働ける職場探しのコツについて、押さえておきましょう。

看護師の離職率が高い職場は?

離職率が気になる看護師

長く働ける職場を選びたい場合、離職率が高い職場は避けるべきです。

看護師の働く職場で、離職率が高くなりやすい条件を知っておきましょう。


看護師の離職率はどれくらい?

統計データで見ると、看護師の離職率は決して高いものではありません。

日本看護協会の実態調査によれば、2015年の常勤看護職員の離職率は10.9%、新卒看護職員で7.8%であり、推移を見てもほぼ横ばいの状況が続いています。


看護職や医療業界に限らず、全業界でのデータによると、離職率の平均は15.0%であり、これに比べれば、看護師の離職率は高くないことが分かります。

とはいえ、10人に1人の看護師が離職しているのが現状です。


離職率が高い職場はどこ?

離職率が高くなるのは、小規模病院や個人病院です。

例えば個人病院では、常勤で17.3%、新卒で17.6%が離職しているというデータがあります。


この理由としては、小規模であるほど病院経営者の影響力が強くなり、スタッフ同士の人間関係が濃くなることが挙げられます。

そのために、相性が合うか合わないかが離職につながりやすくなるのです。


逆に、病床数の多い病院ほど離職率は低く抑えられます。

設置主体別では、公立病院の離職率が低く、都道府県・市町村設置の病院で、常勤・新卒ともに7.6%となっています。



看護師が転職したいと思う理由は?

看護師の転職理由

看護師の離職率は決して高いものではありませんが、毎年10人に1人程度が離職している現状があります。

その離職の理由では、どのようなものが多いのでしょうか。


1.ライフステージの変化

離職理由のアンケートで最も多く選ばれた回答が、「ライフステージの変化」です。

「出産・育児のため」(22.1%)、「結婚のため」(17.7%)、「家族の健康問題・介護のため」(6.9%)、「定年退職のため」(0.4%)といった回答がこれに当たり、合計すれば全体の約半分を占めます。


育児中、介護中の場合には夜勤が難しく、日勤で残業がない職場で働くために、離職せざるを得ないケースがあります。

いったん看護師を辞めるという方も、少なくありません。看護師は女性が圧倒的に多い職種であり、ライフステージの変化によって働き方を見直す機会が多くなるのです。


2.勤務条件への不満

「超過勤務が多いため」(10.5%)、「休暇がとれない・とりづらいため」(10.3%)、「夜勤の負担が大きい」(9.7%)、「給与に不満がある」(8.0%)など、勤務条件面での不満や問題も、離職理由としてよく聞かれます。

超過勤務、つまり残業時間や夜勤頻度、休暇日数については、「就業前に聞いていた条件と違っていた」というケースもあります。


過重労働や、夜勤による心身の負担によって体調を崩してしまい、深刻な健康問題につながることがあるために、注意が必要です。


3.人間関係に対する不満

「ライフステージの変化」、「他施設への興味」に次いで、離職理由として多く挙げられているのが、「人間関係がよくないから」(12.8%)という理由です。

看護師の職場や業務の性質上、スタッフ同士のコミュニケーションが密にならざるを得ず、その中で衝突や相性の善し悪しが影響しやすくなります。


そのため、人間関係に対する不満が起こりやすいと考えられます。

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4.キャリアアップのため

看護師として働いていくうちに自分の理想とする看護が見えてきたり、保健師になりたいなど、別の分野に興味を持つことがあります。

これらの道に進むため、自身のさらなるキャリアアップのために離職を選ぶケースがあります。


これに該当する離職理由としては、「他施設への興味」(15.1%)、「他分野への興味」(4.1%)、「キャリアアップの機会がないため」(4.4%)、「教育体制が充実していないから」(3.7%)などがあります。

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5.精神的な負担が大きいため

「責任の重さ・医療事故への不安があるため」(9.6%)を理由とした離職もあります。

命に関わる看護業務そのものに責任の重さを感じたり、勤続することで、より責任ある立場になり、その重圧に負担を感じて離職を選ぶケースです。


職場によっては、患者さんの死に立ち会う機会が多くなります。

その辛さに耐えられなくなり、患者さんの生死に関わる機会が少ない職場を希望して、離職する看護師もいます。



看護師が長く働ける職場を見つける方法は?

長く働ける職場を見つける方法が知りたい看護師

離職、転職を選ぶのであれば、次は長く働きやすい職場を選びたいものです。

そのような職場を見つけるための方法について、紹介します。


環境や制度が整っているかを確認する

まず、ライフステージの変化を経ても、働き続けられるかどうかを確認しましょう。

今は予定がない方も、出産の後でも働きやすい職場かどうかをチェックします。


産休・育休の期間や取得状況、さらには産後の子育て支援があるかどうかがポイントです。

また、ママ看護師の在籍が多ければ、産後も働きやすい職場と判断できます。


院内保育施設や病児保育の有無、時短勤務は可能かといった点も確認したいですね。

勤務条件への不満が出にくい職場を選ぶため、休暇が取りやすいかどうか、残業や夜勤がどれぐらいあるのかを事前にチェックします。


求人情報に「有給休暇あり」と書かれていても、実際に何日取れて、どのぐらいの看護師が取得しているのかを確認することが大切です。


続いて、残業時間の少ない職場を選ぶようにしましょう。

月に10時間以内で、サービス残業がほとんどないレベルであれば、長く働き続けられる可能性が高くなります。


夜勤がある職場では、夜勤時間が多過ぎないかも重要なチェックポイントです。

夜勤の時間が長く人数が少ない職場ほど、離職率が上がるという調査結果があります。


長く働き続けるための条件として、夜勤は月70時間以下、できればさらに少なく抑えられる施設、そして適正な夜勤手当が支払われる施設を選ぶようにします。

また先に挙げたように、小規模病院ほど離職率が高く、看護師不足に陥りやすい傾向があります。長く働き続けたい場合には、100床以上の病院求人を検討すると良いでしょう。


常に求人を出している職場は避ける

求人情報が長期間掲載されている場合には、要注意です。

職場環境に何らかの問題があって、看護師を採用してもすぐに離職してしまい、いつも募集をかけている可能性があります。


転職はまだ先のことと考えている場合でも、求人サイトには早めに登録しておき、どの職場で長く求人が出されているかをチェックしておきましょう。


転職エージェントに相談する

実際の残業時間や夜勤の頻度、休暇の取得率や離職率などは、求人票には書かれていない情報です。

面接ではなかなか聞きにくい質問であるうえ、本当の情報を教えてもらえない可能性があります。


そんな場合には、看護師専門の転職サイトに登録し、サイトのエージェントを通じて確認することができます。

気になる求人について、気になる点を質問してみましょう。


エージェントは転職のプロであり、進路や転職活動の方法についても、アドバイスを求めることができます。


まとめ

  • 常勤看護師の離職率は10%台で、高いものではない
  • 病院規模が小さく病床が少ないほど、離職率は高くなる
  • 約半数の離職者が、ライフステージの変化を理由にしている
  • 残業、夜勤時間や休暇日数など、勤務条件の不満が離職の原因になる
  • 働き続け易い職場環境や制度が整っているか、事前に確認する
  • 詳しい情報は転職サイトのエージェントに確認すると良い

 准看護師の求人に強い転職サイトは?

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