准看護師

准看護師、企業で働く産業看護師に転職する時の注意点は?

企業で働く産業保健師

看護師の勤務先と聞いて、真っ先に思い浮かべるのが病院や診療所という人も多いでしょう。

病院や診療所での勤務には、やりがいがあり、看護技術を維持し続けることができるというメリットがあります。


しかし夜勤や休日出勤も多いため、「結婚を機にワークライフバランスを見直したい」「育児のため、夜勤のない職場に転職したい」という人も少なくないのではないでしょうか。

夜勤や休日出勤を避け、仕事もプライベートもしっかり両立させたい看護師からの人気が高まっているのが、企業に勤務する産業看護師です。

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ただし、産業看護師として実際に働くことができるのはごく少数であり、転職活動も決して簡単なものではありません。

仕事内容やメリット・デメリットを把握し、納得した上で転職活動を始めたいですね。


それでは、産業看護師の具体的な仕事内容や効率よく転職活動を進める方法について、詳しく確認していきましょう。

企業で働く准看護師の仕事とは?

企業で働く准看護師の仕事

病院や診療所で働いている准看護師にとって、産業看護師はそれほど身近な存在ではないため、産業看護師がどのような仕事をしているのか、詳しく知らない人もいるでしょう。

ワークライフバランスが取りやすいと言われ、高い人気を誇る産業看護師の仕事とは、一体どのような内容なのでしょうか。

企業に勤務する産業看護師とは?

産業看護師とは、病院や公的施設ではなく、一般企業で働く看護師のことです。

産業看護師と一口で言っても、勤務する企業によって仕事内容は大きく異なります。


「治験関連企業で治験コーディネーターとして働く」「医療機器のメーカーでクリティカルコーディネーターとして働く」といった働き方もありますが、産業看護師の働き方で最も多いのが、「一般企業の企業内医務室や健康管理室で働く」といった働き方です。

求人が多いとはいえ、実際に産業看護師として働いている人の数は、看護師全体のたった1%ほど。


病院や診療所で勤務する看護師の割合は8割ほどですので、産業看護師として働くことができる人はほんのわずかであることが分かります。

産業看護師は退職率も高くなく、求人数もそれほど多くありません。


その上、非常に人気が高いため、求人が出てもすぐに採用者が出てしまいます。

産業看護師への道は、かなり険しいと覚悟しておいたほうがよいでしょう。


ただし、それほど厳しい競争があるのは、産業看護師の働き方に大きな魅力があるからです。

その1つが、勤務する企業に合わせた勤務体系であるということ。


休日の曜日は企業にもよりますが、土日祝日が休みの企業も多くあります。

お子さんがいる方は学校や幼稚園、保育園のイベントにも合わせやすいですね。


また、基本的に夜勤や休日出勤はありません。

不規則な勤務がないため、プライベートの予定も立てやすくなりますし、体力的にも精神的にも余裕が生まれやすくなります。


狭き門の産業看護師ですが、仕事とプライベートをしっかり両立できそうですね。

企業で働く産業看護師の仕事内容は?

企業で働く産業看護師の仕事の内容は、勤務する企業によって大きく異なります。

例えば、治験コーディネーターとして働く看護師は治験が行われる病院で治験の準備をしたり、治験を行うための支援業務を行ったりします。


またクリニカルコーディネーターとして働く看護師は、所属する企業が製造した医療機器の説明を医療スタッフに行ったり、営業担当者に同行して製品のデモンストレーションをしたりといった業務を行います。

一方、一般企業の企業内医務室や健康管理室で勤務する産業看護師は、その企業に勤める社員の健康管理を行います。


必要であれば保健指導を行って、社員の健康を維持することが大きな任務です。

社員の健康を守るために、健康診断を実施したりメンタルヘルスチェックを行って、心身ともに健康であるか定期的に確認します。


指導が必要である場合には、改善方法を社員や会社に提案することが主な業務です。

また、急病やケガに対する応急処置を行う場合もあります。

准看護師が企業で働く時のお給料は?

企業で働く産業看護師の給料は、勤務する企業の規模や仕事の内容によりますが、目安としては月収が20~35万円ほどの企業が多いようです。

一方、准看護師の平均月収は、約28万円となっています。


産業看護師は夜勤や休日出勤がない分、勤務先によっては病院勤務の准看護師とそれほど変わらないか、給料が下がる場合もありますが、企業によっては収入アップも見込めます。

すべての企業が同じくらいの条件というわけではないので、求人情報を見る際には必ず給与面の条件も確認しておきましょう。

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准看護師が企業で働く時のメリットは?

准看護師が企業で働くメリット

一般企業で、その企業の社員を中心に健康管理を行う産業看護師。

それでは、准看護師が企業で産業看護師として働くメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

プライベートとの両立がしやすい

産業看護師は一般企業で働くため、土日祝日が休みの場合が多いというメリットがあります。

また基本的には夜勤がなく、9時や10時始業で8時間労働という勤務が多いため、家庭との両立も図りやすいという特徴があります。


このように、勤務体系が安定していて仕事とプライベートの両立がしやすいという点は、ワークライフバランスを大事にしたいという准看護師にとって嬉しいポイントですね。

体力的な負担が少ない

産業看護師が接する相手は、主に病人やケガ人ではない社員です。

もちろん、急病やケガで応急処置をしなければならないことはあります。


しかし立ちっぱなしの業務が続く病院勤務の看護師と比べると、デスクワークが多く、体力的な負担が少ないというメリットがあります。

精神的な負担が少ない

産業看護師は、怪我人や病人の応急処置を行うことはあるものの、病院勤務の看護師に比べると医療処置を行う頻度は高くありません。

また命に関わる仕事もほとんどないため、医療事故への不安も少なく、精神的な負担が少ないという点もメリットの1つとして挙げられるでしょう。

企業で産業看護師として働く時の注意点は?

准看護師が企業で働く時の注意点

夜勤や休日出勤がなく規則正しい勤務体系であることや、体力的・精神的負担が少ないというメリットがある産業看護師ですが、人によってはメリットばかりではありません。

准看護師が産業看護師として企業で働く場合には、どのような点に注意する必要があるのか見ていきましょう。

パソコンスキルやビジネスマナーが求められる

立ち仕事の多い病院勤務と比較すると、企業に勤務する産業看護師の場合、パソコンを使って業務することが多いため、パソコンスキルが必要となってきます。

企業によって求められるパソコンスキルのレベルも異なりますが、ワードやエクセル、パワーポイントなどの基本的なソフトは使いこなせるようにしておいた方が無難です。


また企業に勤める産業看護師は、その企業の社員だけでなく取引先の会社の社員とやり取りすることも多々あります。

そのため、ビジネスマナーはしっかり身につけておく必要があります。


病院勤務でビジネスマナーを学ぶ機会が少なかったという人は、転職の際に基本的なビジネスマナーを身につけておくと安心です。

看護スキルが衰えやすい

産業看護師は、病院勤務の看護師に比べて医療処置を行う機会が少ないため、看護スキルが衰えやすいというデメリットもあります。

「これからはずっと産業看護師として働く」と決めている人は問題ありませんが、将来的に病院勤務に戻る可能性がある人は注意しておく必要があるでしょう。

責任が大きい

産業看護師は1企業あたりに必要とされる人数が少なく、企業によっては同僚の看護師がいないという場合もあります。

1人で対応したり判断したりしなければならないことも多いため、自主性も問われます。


一人で抱える仕事の量も多いので、責任が大きいということは覚悟しておきましょう。


注意すべき点もありますが、規則正しい勤務ができることや、体力的にも精神的にも負担が少ないという魅力をもつ産業看護師。

産業看護師は求人数が少ない上に、非常に人気が高く、競争率も高くなっています。


非公開求人も多くあるため、産業看護師への転職を目指す人は、看護師専門の転職サイトに登録し、応募の機会を逃さないようにしましょう。


まとめ

  • 産業看護師は企業で働く看護師であり、企業によって仕事内容は大きく異なる
  • 主な業務は、健康診断やメンタルヘルスチェックなどを行って、社員の健康増進を図ること
  • 規則正しい勤務体系で体力的・精神的負担が少ないなどのメリットがある
  • パソコンスキルやビジネスマナーを身につける必要がある
  • 看護スキルが衰えやすく、責任が大きいという点にも要注意
  • 産業看護師は人気が高く求人数も少ないため、看護師専門の転職サイトに登録するのがベスト

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