准看護師

パート准看護師になりたい!時給の高い職場はどこ?



准看護師のパートとして働くなら、できるだけ時給の高い職場で、効率よく収入を得たいですよね。

そこで、パート准看護師の時給が高い職場について紹介します。


また、派遣として働く場合との違いや、より高時給で働く方法についても確認しておきましょう。

パート准看護師の平均時給、派遣との時給の差は?

パートで働く准看護師

非常勤の准看護師として働くとき、パートの他に候補になるのが「派遣」です。

では派遣とパートとでは、どのぐらいの時給差があるのでしょう。それぞれの働き方の特徴についても紹介します。


パート准看護師の特徴は?

パートとは「パートタイム労働者」の略であり、常勤の准看護師よりも少ない労働時間で働きます。

週2~3日、1日5時間など、自分の希望する曜日や時間帯で働けるのがメリットで、「週1回、1日2時間でもOK」という求人もあります。


正社員の3/4以上の労働時間・日数があれば、社会保険に加入することも可能です。

時給は施設によって差がありますが、1,500円~2,000円が平均です。


ただし、それ以上の好条件の時給もある一方で、1,500円以下の求人も珍しくありません。

働く地域によっても、時給に傾向があります。


東京や大阪などの都心では4,000円台、周囲の都市部でも3,500円といった高時給の求人が見られます。

一方で、都心に近づくほど最低時給がより低くなり、1,000円を下回る場合もあります。


全国では中国・四国地方で時給が低く、関西・東北エリアは比較的高時給の傾向があります。


派遣社員の准看護師の特徴は?

パートは病院などの施設と直接雇用契約を結びますが、派遣は派遣会社に雇用され、そこから各施設へと派遣されて働きます。

勤務先でのトラブルも派遣会社を通して対処してもらえるため、安心感があるのがメリットです。


社会保険や福利厚生も派遣会社に準じ、パートよりも好条件であることも多くあります。

一方で、パートよりも時間や休日などの融通は効きにくくなります。


准看護師、パートと派遣社員の時給の差は?

パート准看護師の平均時給はおおよそ1,700円、派遣では2,000円程度です。

派遣の方が、パートよりも200~300円高い傾向があります。


同じ非常勤でも、派遣准看護師の方がより正社員に近い働きを期待されることが多く、より高いスキルを期待されます。

それだけの労働の質を求められるために、派遣准看護師の方がより高時給になっていると考えられます。

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パート准看護師、時給の高い職場はどこ?

時給の高い職場

派遣よりは抑えられるとはいえ、パート准看護師の時給は、他の職種よりも高めです。

その中でも、より高い時給で働ける職場はどこなのか、いくつかピックアップして紹介しましょう。


訪問看護ステーション

担当患者さんの自宅を定期的に訪問し、清拭や洗髪、入浴介助、食事や排せつなどの介助、病状の把握、バイタルチェック、褥瘡の手当てや、かかりつけ医の指示に基づく医療処置を施します。

患者さんの家族の相談に応じ、必要な指導を行うのも仕事です。


業務スキルや責任が必要な分、時給は高めで、都心では3,500円、それ以外の地域でも平均して2,000円前後の求人が見られます。


整形外科

整形外科では、外来診療の介助を中心に、注射や採血、点滴といった看護業務や、患者さんのリハビリのサポートを行います。

日勤である程度長時間働ける方に向いており、パート准看護師の時給は1,500円前後となっています。


特別養護老人ホーム

社会全体の高齢化につれ、特別養護老人ホームでの看護師求人が増加中であり、パート准看護師も比較的高待遇での転職が可能です。

施設入居者のバイタルチェックや配薬など健康状態を管理し、そのほか生活のお手伝いをしたり、緊急時の処置や対応を担います。


パート准看護師の時給は平均して1,700円ほどです。


精神科

精神科では、認知症や精神疾患の患者さんの入浴や排せつ、食事の介助など身の回りのケアを中心に行います。

精神疾患患者への特別なケアに対し、特別手当を支給する施設を選ぶと、収入アップを期待できます。


ただし、基本時給そのものがあまり高くないことも多いため、総額でどのぐらいの月収になるのか確認するようにしましょう。


産婦人科

外来での採血や注射、診療・内診の補助、準備や片付け、妊婦健診のサポート、受付や入院の管理などを担当します。

パート准看護師の時給では、1,600~1,900円程度の求人が見られます。



准看護師のパート、さらに給与アップを狙うなら?

給与UPを狙う准看護師

准看護師のパートとして、「さらに高収入を目指したい」という方もいることでしょう。

そんなときに注目したい、給与アップを狙える求人探しのコツをお伝えします。


夜勤専従で働く

看護師の収入の中で「夜勤手当」の割合は大きいものです。

パート准看護師でも、夜勤専従という働き方を選ぶことで、より効率的に収入をアップさせることができます。


2,000円~2,500円程度の時給を期待できます。

夜勤は普段との生活時間帯が真逆になり、勤務時間が長めで、心身の負担が大きくなる点に注意が必要です。


また、福祉施設では夜勤の看護師は一人ということも多く、ある程度の臨床経験がないと務まらない点にも、注意してください。

<関連記事>:准看護師がキャリアアップをする3つの方法


昇給・賞与のある職場で働く

同じ時給でも、賞与があるかどうかで年収は大きく違ってきます。

また長く勤務を続けるとき、昇給があれば将来的な収入アップを目指せます。


パートでは賞与や昇給の機会はないことがほとんどですが、中には賞与支給規定がある求人、資格取得を奨励する職場の求人が見られます。

そのような職場では、産休・育休制度や表彰制度、社会保険など、福利厚生面も好条件になる傾向があります。


准看護師パートでも、できればこういった条件のいい職場を見つけたいですよね。

しかし、このような求人は限られているうえに、応募倍率は高くなります。


希少で好条件の求人をチェックするには、看護師専門の転職サイトが適しています。

他の媒体では掲載しない非公開求人が扱われることが多く、条件を絞って希望に合う求人を見つけることが可能です。


サイトにより掲載される求人が違うので、2~3のサイトに登録して、好条件の求人を探してみましょう。


まとめ

  • 時給はパートで1700円、派遣では2000円程度で、2~300円の差がある
  • パートの方がより融通が利き、派遣の方がより高いスキルを求められる
  • 訪問看護ステーションが好条件で、時給2000円前後
  • 特別養護老人ホームや産婦人科なども、高時給の求人が見られる
  • 夜勤専従や、昇給・賞与ありの職場だとより高収入を期待できる
  • 好条件の求人を探すには、看護師専門の転職サイトを利用する

 准看護師の転職に強い求人サイトは?

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